飼っている犬(ワイアーフォックステリア)が神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)という特殊な癌になってしまいました。
ことの始まりは、犬が異様に痛がったことです。
抱っこした時などに、悲鳴をあげました。
私は最初、ヘルニアを疑いました。ヘルニアでも痛がることがあるからです。
調べてみると、症状や条件はヘルニアにピッタリ。
そのため、ヘルニアの対策をしました。
◆ドックフードメインだった食事を鶏肉(手羽ガラ)に替えました。
◆関節に良いとされているサプリ(モエギタブ)を飲ませました。
そうしてしばらくすると、症状が良くなってきました。あまり痛がらなくなってきて、抱っこなどで無理な体制にならなければ、ほとんど痛がることもなくなりました。
しかし、それからまたしばらくすると、また痛がるようになってしまいました。
しかも、痛がり方が普通じゃありませんでした。
絶叫しながら激しく痛がるのです。
症状はドンドン進行していきました。ついには寝ながら自分で寝返りをうつだけで、激痛が走るようになりました。
夜中にずっと悲鳴をあげていました。
可哀想で可哀想でしょうがありませんでした。
動物病院にも行きましたが、その病院の設備では原因は発見できませんでした。
変形性関節症にはなっていると診断されました。「ヘルニア」という単語は出ませんでしたが、「それにしては痛みが酷すぎる」とは言っていました。
強めのステロイドを処方してもらったところ、痛みはなくなり、少しだけ歩けるようになりました。
でもステロイドを飲み続けるのは体によくありません。
しかもまだ原因はわかっていません。
次第に痩せてきて、ほとんど歩けなくなってきました。
そこで費用はかかるものの(15万円前後だった記憶です)、大学病院でMRIやCT検査をしてもらうことになりました。
そうしてわかった病名が「神経鞘腫」でした。
神経を包んでいる鞘(さや)の部分に腫瘍ができていました。
正確には、右肩の下あたりに別の腫瘍があり、そこから腫瘍が伸びてきて、脊椎(胸椎のあたり)にまで侵食しているようでした。
これが直接神経に侵入するため、激痛を起こしているとのことでした。
犬を診てくてていた先生が「どうしてこうなったのか・・、摩擦?」のようなことをボソっと口にしていました。
もしかしたら、抱っこのフォームが良くなかったのかもしれません。少しだけ心当たりがあるのです。
抱っこの時に、右腕に負荷がかかる形で抱っこしてしまっていました。
また、犬が抱きつくように抱っこされるのが好きで、両腕が外側に広がる形になってしまっていました。
もしかしたら、これらが神経鞘腫の原因だったのかもしれません。もしそうだとすれば、悔やんでも悔やみきれません。
何はともあれ、愛犬が神経鞘腫という珍しい腫瘍になってしまいました。
これからどうしていこうか。
コメント