Kindle出版などのために「Googleドキュメントで原稿作成→EPUB出力」をすると、Googleドキュメントで作成したはずの“目次が表示されない”謎の現象があります。
工夫をすると、Googleドキュメントで作成した目次がそのままEPUBにも残る、という話もありましたが、やってみたところ、少なくとも私の場合は上手くいきませんでした。
あとは一度Wordに変換して、そこで目次を挿入し、それをEPUB化すると上手くいく、という話も聞きましたが、私はMac環境なので、これも上手くいきませんでした。
そこで、もう手作業で無理やり目次を挿入することにしました。
方法は簡単です(多少の手間はかかりますが)。
ひと言で言えば、手作業で目次1つ1つをリンクしていく、とういことです。
次のようにします。
1.Googleドキュメントに「青文字の目次」を挿入する
まず、Googleドキュメントに目次を挿入するのですが、この時「青文字の目次」を挿入します。
この後、この目次をコピペするのですが、「黒文字の目次」だとページ数も表示されるのでコピペの時に邪魔になります。
そのため「青文字の目次」を挿入します。
2.それをコピーしてテキストのみ抜き出す
その「青文字の目次」をコピーします。
3.目次を表示したい部分にそれを貼り付ける
それを目次を挿入したい部分に貼り付けます。
Ctrl+Shift+Vで貼り付ければ、プレーンテキストで貼り付けられます。
4.青文字の目次を消す
最初に挿入した青文字の目次はもう必要ないので、削除します。
目次上で右クリックするとメニュー中に「目次を削除」という項目が表れます。それを選択すれば目次を消せます。
5.1つ1つ手作業で各見出しとリンクしていく
あとは、目次と、それとリンクさせたい見出しを1つ1つリンクさせていきます。
手順は次のようにします。
- リンクさせたい目次を選択する
- (リンク挿入するための)クリップアイコンをクリックする
- それに対応する見出しを選択する

これを目次1つ1つ繰り返していきます。
こうすると、無理やりですが目次を挿入できます。
「ちょっとめんどくさそう」と思うかもしれませんが、リンクさせたい目次を選択すると、(リンク作成時に)自動的に該当する見出しが一番上に表示されますので、比較的楽に作業できますよ。
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