以前から、はてなブログのブログカードが、とても見やすく綺麗で「クリックしたくなる」と感じていましたので、私が利用しているWordPressテーマのブログカードをサンプルとして、「クリックしたくなるブログカードデザイン」を考察しました。
ブログカードサンプル
私が使ってるWordPressテーマ「ルクセリタス」で選べるブログカードの種類は次のようなものです。
厳密には画像に枠線をつける/つけない、ブログカード・画像の角の丸みを調整できますが、それほど大きな違いはないと判断したため、省略しました。また後ほど紹介するはてなブログのブログカードでは画像に枠線がついていないため「画像に枠線はつけない方がいいのでは?」と現時点では推測しています。
ブログカードに影をつけたタイプ
画像を左に配置したタイプ
画像を右に配置したタイプ
ブログカードに影を“つけない”タイプ
画像を左に配置したタイプ
画像を右に配置したタイプ
はてなブログのブログカード
そして、私が「最も自然にクリックしてしまう」と感じるのが、はてなブログのブログカードです。
それが次になります。
ブログカードに影がなく、画像は右に配置。ブログカードの枠線はうっすらと丸みを帯びていて、記事タイトル下に本文冒頭が表示されています。そして左下にはブログトップページの URL が表示されています。
おそらく私がはてなブログのブログカードを最もクリックしたいと感じるのは、次の2点が原因だと思います。
- ブログカードに影が“ない”
- 画像が右に配置され、記事タイトルが左上に表示されている
それぞれの理由を私なりに考察してみます。
ブログカードに影が“ない”
- 影があるブログカード
- 影がないブログカード
この2つを、自分の深層心理や、物事を見た時に起こる自動的な脳の反応・解釈を、じっくり観察しながら何度も見比べると。
影があるブログカードでは「それがリンクである」と脳が理解するのに若干のタイムラグがあることがわかりました。
このため影がないブログカードの方が、脳は自然にそれが「リンクである」と(早く)理解できるため、クリックしやすいのではないかと思います。
画像が右に配置され、記事タイトルが左上に表示されている
次のように画像が左に配置されていると、
ブログカードを一瞬見たときにまず画像が目に入ります。その次に視線を右に移動して記事タイトルを見る。という視線の流れがあります。
これは脳が「その記事が自分にとって有益が?」を判断するために、視線移動分の時間がかかることを意味します。
画像を見ただけで直感的に「それが自分にとって有益だ」と判断できる場合は別ですが、多くの場合ブログカードに配置される画像は、アイキャッチ画像を「切り取ったもの」になるはずです。
これだと脳が直感的に一瞬で「それは自分にとって有益だ」と感じるのは難しいはずです。
そう考えると、 WordPress に標準で装備されているかなり大きなブログカードは、アイキャッチ画像を切り取ることなく表示されるので、大きさを考えなければ、読者に直感的にブログカードの有益性を伝えるには、有利だと考えられます。
その点、次のように画像を右に配置すれば、
まず目に付くのは記事タイトルでそれを読む・あるいは感じ取ってから、アイキャッチ画像を切り取ったものが目に付きます。
この方が視線の移動と脳の解釈が、スムーズに行くのではないかと私は感じます。
多くの場合アイキャッチ画像が語るのは、その記事の雰囲気や印象だけです。その記事の内容を端的にそしてストレートに分かりやすく表現しているのは記事タイトルです。
だからこそ記事タイトルを一番最初に目に付く場所に配置し、読者がそれを読んで理解できるようにする方が、良いのではないか。
その方が、そのリンク先の内容を早く理解できるため、「リンク先の記事内容を理解して読みたいと思ってブログカードをクリックする」という動きを読者がしやすいのではないかと感じます。
まとめ
まとめると、私が感じた「クリックされやすいブログカード」は、次の2点を満たしているものだと、現時点では考えています。
- ブログカードに影が“ない”
- 画像が右に配置され、記事タイトルが左上に表示されている
現在の主流のブログカードは、バナーのように長方形の形をしています。このタイプのブログカードなら、上記の2点を満たしたものが一番クリックされやすいのではないかと、私は感じています。
このような現在の主流の「かっこいいブログカードデザイン」をお“除けば” WordPress 2デフォルトで装備されている「デカめのブログカード」いいのではないかと感じます。
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